ヒトを始め多くの生物種のゲノム配列が明らかにされ、ゲノム情報が誰でも容易に利用できるようになり、その情報を利用した研究手法の発展によって様々な生命現象の解明が猛スピードで進もうとしております。ゲノム情報を利用した網羅的遺伝子発現解析は、マイクロアレイ技術の発展により実用可能なレベルまで達したと言えるでしょう。
次は遺伝子から転写・翻訳されて生まれるタンパク質の網羅的な解析技術(プロテオーム解析)の発展が期待されているところです。
BMRでは創業当初より高品質なモノクローナル抗体を網羅的に作製すべく技術開発を進めて参りました。いくつかのハードルを乗り越え、高い免疫効率を保つ最適化された免疫法の確立と高度な選択性の両方を兼ね備えた独自のスクリーニング法の開発により、BMRモノクローナル抗体作製技術が完成致しました。
BMRモノクローナル抗体作製技術の特色は、高品質の抗体をハイスループットで多品目生産できる点にあります。大量生産方式と、高品質商品を少量生産する「複雑系」方式は、本来まったく異なる生産モデルでありますが、BMRはこの両方式の利点を兼ね備えたシステムの構築を行って参りました。現在の基盤技術を基に、技術的難易度は高いが、研究者にとって付加価値のより高い抗体を作製すべく、チャレンジを続けています。究極の目標の一つとして、ヒト全タンパク質10万種類に対する抗体を網羅的に作製し、全タンパク質の発現動態を調べるツールを提供することを目指しております。
このように、高品質の抗体を大量生産できるBMRは、21世紀型の新しいビジネスを展開しており、BMRの提供する多品目・高品質の抗体がバイオビジネスのみならず、生物学にも革命をもたらすと自負しております。
BMRでは、これらの技術を基盤としたモノクローナル抗体試薬作製とモノクローナル抗体受託作製の2つのサービスをご提供致します。
ヒト転写因子及び核内タンパク質をターゲットとして、BMRが誇るバイオインフォマティックス技術を駆使し、標的分子の機能と構造を予測した最適な抗原部位を定めるとともに、約100アミノ酸というロングペプチドを用いる事でNativeな抗原に対する特異性を高め、高品質大量生産システムを最大限に活用したBMRモノクローナル抗体試薬を製品化致しました。
転写制御研究は、生命現象の分子レベルでの解明には重要な研究分野です。その複雑な転写制御ネットワークの解明までには、今後多くの詳細な研究が待たれるところです。疾患にかかわる転写制御因子も数多く見いだされており、抗体医薬開発への架け橋となるような成果を得る為に、さらに特異性の高い抗体の開発も期待されます。このように多様で高度な医学的研究に資する為にBMRでは、転写制御研究を加速させる研究ツールとしてご利用いただけるよう、高品質な抗転写因子モノクローナル抗体を開発致しました。 |